さあ、本能寺、粟餅所澤屋、北野天満宮と回った後はこちらの金閣寺に行ってきました!
着いたときには生憎の曇り空でしたが、湖面に映る金閣はやはり綺麗でした。こんなに金ピカのものは日本でなかなか見ることができないので、不思議な感覚ですよね。私の中で金といえば、20年近く前に行ったタイの涅槃仏が浮かびます。
一層も開帳され、宝冠釈迦如来像(右)と足利義満公坐像(左)をカメラ越しに見ることができました。焼失する前の足利義満公坐像は国宝だったのですよね。
もう少し晴れていれば…ここまで近寄ると金箔がマス目のようにきちっと敷き詰めて貼られているのがよく見えます。10cm四方の金箔20万枚…20kg…8730万円(2014/01/31現在 4,365円/g)…わお。ちなみに、前回金箔が修繕されたのが「昭和大修復」で、ちょうど私の生まれた1986年(昭和61年)~1987年(昭和62年)なので、貼られている金箔さんと私は同い年…なのに金箔さんは眩いばかりに輝いていらっしゃいました。
鹿苑寺自体かなり大きなお寺なのですが、金閣以外で気になったのがこちらの書院の庭にある「陸舟の松」。
「善峰寺の游竜の松」「大原宝泉院の五葉の松」と並んで京都三松の一つで、足利義満が自ら育てていた盆栽を地植えにし、それを舟形に仕立てたそうです。ということは短く見積もっても樹齢は620年、そうは見えないいきいきとした雰囲気を醸し出しています。
金閣へ向かう道には簡単な柵があるだけで、行こうと思えば近くまで行けてしまいます。日本の治安の良さなのか、金を削っても金箔では削りとっても大した金額にはならないことを皆知っているのか…お寺にいるのに頭のなかは下世話な考えが巡ります。あきまへんな。
不動堂、茶所がある高台から見た金閣。
「龍門の滝」と、滝を登る鯉のような石「鯉魚石(りぎょせき)」。
金閣寺を満喫して時間はもうお昼前。昼食と午後の予定を考えると少し急がなければとバス停に向かう途中、「お食事処 錦鶴」なるお店が。怪しい…。バスも停まっていたので、団体客がメインなのでしょうか。
ということで京都最後の食事をいただきに三条まで戻ります!