日が落ちるのがすっかり早くなり、今日も出先から戻ってきたらきれいな夕空が見られました。
感傷に浸るわけではありませんが、年末も近づき、今年を振り返る季節でもあります。
以前ブログで紹介した(「Apple」)、スティーブ・ジョブズのスピーチに以下のような一節があります。
When I was 17, I read a quote that went something like: “If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.” It made an impression on me, and since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself: “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.
”17歳のとき次のような一節を読んだ。「毎日を人生最後の日であるかのように生きていれば、いつか必ずその通りになる」。それが印象に残り、それ以来33年間、毎朝鏡を見て自問している。「今日が私の人生最後の日だとしたら、私は今日しようとしていたことをしたいと思うだろうか」。そしてその答えがいいえである日が長く続くたびに、私は何かを変える必要があると悟った。” 『スタンフォード大学卒業式でのスピーチ』
ジョブズが何で読んだかは分かりませんが、私もこの一節が頭に残り、毎日ではなくとも自問するようにしています。シーポイントに入社して約3ヶ月が経ちましたが、正直、その答えが”はい”の日は数えるほどしかありませんでした。しかし、本当に考えなければならないのは、はいの日の数ではなくて、いいえの日に何をするかなのですが。
「人生最後の日」というと「今日が人生最後の日だったら何したい?」というようなありきたりな問答が思い浮かびます。今までの私だったら「好きな人と好きな場所でその日が終わるのを待つんだ、エヘヘ」なんて言っていたかも知れませんが、今は違います。それは、その日が「人生最後の日」であるということの意味が日々変わってきているから。すべてのものに唯一平等に与えられた「時間」は唯一であるからこそ無情であり、こうしている間にも、私の人生最後の日は着実に迫ってきています。社長がおっしゃっていた「365日働くことはできなくても、365日考えることはできる」、茂木健一郎、南直哉の著書「人は死ぬから生きられる」まさにその通りだと思います。常に死ぬときのことを考えるのはしんどいですが、それを全く考えずに過ごしてもまたしんどいときがくるはず。私は考えて動き続けたいと思います。
さて、そんなジョブズ亡き後、Appleは奔走迷走しています。iPhone5S、第5世代iPadの噂も出てきました。シーポイント、はまぞうでも、こうやって人々を楽しませる、楽しみにさせるものを創っていきたいです。