1月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催された「オートモーティブワールド2013」に行って来ました。
このオートモーティブワールド自体が技術展の集まりで、あの巨大な東京ビッグサイト全体を使いきるほど。出展社数もこのとおり。一通り回りましたが、さすがに専門的な企業が多く、細部まで理解するのは難しかったです。私は出張の肝である「クルマのITソリューション展」に集中。基本的にブースは撮影禁止のところが多かったので、撮影ができた電気自動車特別展示コーナーをレポートします。
マツダ、デミオのEV。EVとなると、各メーカーまずは小型車から、というような流れですね。
三菱、アウトランダーPHEV。CMでも有名になりましたが、ひときわ人だかりができていました。プリウスのPHVは短い距離をEVで走り、長くなるとエンジン走行に切り替わる仕様ですが、こちらは主がEVで、エンジンは充電用とのこと。EVで60km走ることができ、燃費は67km/Lにもなるそうです。
シトロエンをベースに作られたEV。
これは自動走行車ですが、予め走行コースを設定するタイプのもの。周囲の様子を判断し、障害物を避けることもできるそうです。
スポーツタイプのdeltaのEV。
個人的に一番楽しみにしていたMicrosoftのRoboCar。
周囲の情報を得るのはもちろん、
位置情報を使って制御をします。
デモ走行の様子も流れていました。
これは別の車ですが、インホイールモーターです。ホイールの中にモーターを設置するため、エネルギーの損失が軽減できます。これを見て思い出したのが「エリーカ」という化物EV。
これは別のブースですが、まるで映画のよう。リアルタイムに車の情報を取得し、管理することができるそうです。
車載用デジタルサイネージ。表示内容やその精度は日々高くなっているんですね。
シーポイントとして一番興味を持ったのがこのEVバス。
メイドイン秋田ということで、秋田の技術がてんこ盛りです。
車内にはこのようなデジタルサイネージがあり、現在地や停留所の情報が表示されます。このサイネージを使うことで観光にも役立つとのことです。これは浜松でも実現可能ではないでしょうか。タッチパネルのデジタルサイネージを設置すればさらに用途が増えそうですし、それこそ浜松活性化のためになりそうです。
また、クルマのITソリューション展でも感じましたが、ITが非常に身近になって来ました。IT=PCという考え方はもう古く、スマートフォンやタブレットもそうですし、テテルもそう、今回で言えば、カーナビやバス内のサイネージ、インターフェイスでいうならSiri等の音声入力システムもそうです。ますますITが広がり、これからも信じられない速さでデバイスも増えていくでしょう。
しかし、いつ見てもビッグサイトは大きいですね。