我が家には独自の習慣がある。
それは先日実家に帰ったときのこと・・・
その習慣の名は「誕生日週間」
誕生日付近の1週間、好きな料理を作って貰えるという母親泣かせの(とは言っても母親が打ち出した)企画なのだが、さすがに家を出てからわざわざそのために帰ることはなかった。しかしながら、4月に実家に帰ると気を利かせて好きな料理を作ってくれる、良い母親をもったものだ。
今でこそ好きな料理はと聞かれればラーメンと答えるようになったが、子供の頃はステーキ!寿司!天ぷら!というごくごく普通の少年だったため、それが叶う誕生日はプレゼント並みに嬉しかったのだ。そして、それらが食べられなかったとしても、絶対にお願いをしたのが中華。
結局昔から中華が好きだったのか。
こちらは芙蓉蟹(フーヨーハイ)。いわゆるかに玉。
言わずもがな、カニ、ビーフン、しいたけ、ニラ、たけのこを玉子でとじて焼き、あんかけをかけたもの。
その日におかわりをするか、次の日天津飯にするかでいつも迷っていた思い出が。
揚餃子。餃子自体を家で作った覚えはなく、いつも買ってきていた。浜松は生餃子のお持ち帰りが充実しているし。
かくいうこれは大阪王将の冷凍餃子を揚げたもの。手間がかからずこれだけ美味しいのだから素晴らしい。
そしてそして、こちらが蝦子多士(ハァチートーシ)。
エビ、鶏、玉ねぎ等を混ぜた餡をパンに載せて揚げたもの。
今まで知っている人に会ったことがないし、ネットで調べても出てこないと思っていたのだが、調べてみると、蝦多士(ハトシ)という料理が出てきた。
ハトシ(広東語 蝦多士、ha1do1si2、英語 shrimp toast)は、主に東南アジアや日本の長崎で食べられている、食パンの間にエビなどのすり身をはさんで、油で揚げた料理。
『ハトシ -Wikipedia-』
おお、まさしくこれではないか!
これはパンに餡を挟んで揚げているが、レシピを見ると同じ物のよう。
Wikipediaを読んで長年の謎が色々と解けた~!
せっかくなので、秘伝のレシピを公開。
材料
・食パン(サンドイッチパン):6枚
・蝦(エビ):200g
・鶏ミンチ:100g
・玉ねぎ:100g
・セロリ、人参、しいたけ、ニンニク、生姜:少々
・片栗粉:大さじ3と1/2
・玉子:1/2個
作り方
1.調味料(塩小さじ2/3、酒小さじ2、みりん小さじ1/4、ハイミー(味の素)少々、ごま油少々)を合わせる。
2.エビは塩抜きし、背わたをとってみじん切りにし、すりつぶす。セロリ、人参、しいたけ、ニンニク、生姜、玉ねぎもみじん切りにしておく。
3.「1.」の中にエビ、ニンニク、生姜、鶏ミンチ、ごま油ひとふりを入れ、濡らして手で混ぜ、残りの野菜も加えてさらに混ぜ、片栗粉と玉子を入れる。
4.「3.」をを皿にあけ、36等分する。
5.食パンは耳を取って1枚を6等分する。
6.「5.」の食パンに、「4.」をのせ、水で濡らしたナイフで対角線に切り込みを入れる。
7.「6.」を揚げてケチャップ、練からし、パセリを乗せる。
揚げ物なので、自分で作るかどうかは分からないが、これは是非皆さんにも食べて欲しい。