非常に残念ではあるのですが、「懐石 KAPPO BIMI 桝形」さんが10月26日をもって閉店となりました。
貴重なその最終日に伺い、月に1度、いや、年に1度の贅沢をしてしまいました。
そのお食事の紹介をする前に、閉店すると聞いてから行った2回のお夕飯をご紹介。
※写真のみ
■ある日の夕食①
■ある日の夕食②
ということで、最終日の特別コース。予算だけ伝えてメニューはおまかせにしました。
最終日ということもあり、常連さんも含めてお客さんがでいっぱいでした。皆さん名残惜しかったんですね。
「お通し」
この日もお酒はナシでしたが、その分料理を楽しめました。
一品一品が丁寧なのでどれも美味しい。期待が高まります。
「お刺身」
キンメダイ、クロムツ、クロダイ、マグロ、タコ、サーモン、ホタテ。
もちろんどれも新鮮で美味。
「カツオのカルパッチョ風サラダ」
もっちりしたカツオ、野菜、レンコンチップス、松の実とそれらをまとめる美味しいドレッシング。心なしかいつもよりカツオがたっぷりでした。
「胴満がに(ドウマンガニ)」
人生初のドウマンガニ。小ぶりだよ~なんて仰っていましたが、それでも十分に分かるその味の濃さ。黙ってしゃぶり尽くしました。
「キンメダイの西京焼き」
程よい甘さの西京味噌とホロリとほどけるキンメダイがたまりません。
「蕪蒸し」
ふわっふわの蕪と白身魚が上品な銀あんの中に鎮座。アツアツな料理が美味しい季節になってきました。
「地鶏のステーキ」
皮のパリパリ、香ばしさとふわふわな肉の焼き加減は今までに食べたことのないものでした。倍は食べたかったな。
「キンメダイの雑炊」
失礼な話、「雑炊=鍋のシメ」という考えだったので、その贅沢さ、美味しさにびっくり。
2人前にしては多いように見える鍋でしたが、美味しくてあっという間に完食。5種類のお漬物も良いですね。
「デザート4種盛り」
柚子のシャーベット&ヨーグルト、豆乳チーズケーキ、豆富で作ったなめらかムース、ヘルシーティラミスという主に大豆から作られているヘルシーデザート。ヘルシーでこれだけ美味しいデザートは初めて。
大切な日に私なんかの予約を受け入れてくれて、美味しい料理を作って下さった大将、佐智生さん。本当にありがとうございました。
彼女の誕生祝いだったのですが、とても喜んでもらえました。というかそれ以上に私が堪能してしまいました。
明治24年(1891年)創業の「浜松 桝形」の味をカジュアルに楽しむというコンセプトであったこちらの「BIMI 桝形」。
私にとっては少し背伸びをして行くようなお店でしたが、それがなくなってしまうと寂しいです。
ごちそうさまでした。ありがとうございました。
まずは桝形に行けるようになるところからですが、おこがましく思いつつもこれからも全力で応援させていただきます。