今年度のセンター試験は平成26年1月18日(土)、19日(日)に実施されます。ということはあと80日ほど。
受験生の皆さんは追い込みの時期でしょうかね。
こんなことを言ったら先生に怒られそうですが、息抜きは大事ですよ。
まあ、こんな記事を書こうと思ったのも、こんな記事を見つけたからなんです。
『これさえあれば数学を楽しく学べる 20の娯楽作品 – 日本経済新聞』
勉学の秋。様々な学問の中でも、好き・嫌いがはっきり分かれるのが数学かもしれない。今回は誰もが楽しめて数学の魅力あふれる娯楽作品を「本」「漫画」「映画」の3分野で専門家に選んでもらった。
ほとんど読んだり見たりしたことのある作品だったのですが、個人的にそれぞれの観点で上の作品の中から「本」「漫画」「映画」を1つずつ選ぶとしたら・・・
【数学を学ぶとっかかりとして】
「本」・・・・博士の愛した数式
「漫画」・・・マンガおはなし数学史
「映画」・・・グッド・ウィル・ハンティング
【数学がさらに好きになるために】
「本」・・・・数の悪魔
「漫画」・・・和算に恋した少女
「映画」・・・天地明察
【数学にのめり込みたいなら】
「本」・・・・フェルマーの最終定理
「漫画」・・・数学ガール
「映画」・・・なし
といった感じでしょうか。
ただ、結局は自分の今の数学との関係性によって感じ方が違ってくると思います。
数学が得意で、ある程度知識があるのであればどれを見ても良いとは思うのですが、そうではない人にとってはやはり【とっかりとして】から見たほうが数学が好きになるステップを踏めると思います。
【のめり込みたいなら】の映画が選べなかったのは、映画にはこのレベルの内容を盛り込むのは無理だと感じたからです。
「本」のフェルマーの最終定理や「漫画」の数学ガールのような内容を2時間程度の映画にした段階で、【数学がさらに好きになるために】レベルに落ちてしまうでしょう。
ただ、映画の中に出てくる数学を部分的に楽しむのであれば、ハーバード大学の「Mathematics in Movies」は最適です。ハーバードの授業でも使われているようですし、素材としては間違いありません。
ということで、受験生の皆さん、たまの息抜きにどれか手にとってみてはいかがでしょうか?
どうせ「やらされる数学」は大学受験まで。大学に入れば理系でもない限り触れ合う機会もありませんし、社会人になって複素数なんか使うわけもありません。
「なんで数学やらなきゃいけないの?」→「学校教育法等で決められてるから」
日本の学校に通う限りはこれで諦めて下さい。
ただ、数学ができて良かったとふいに感じたり、趣味として数学に触れて美しいと感じたりすることは生涯通してあると思いますし、”数”自体は一生つきまとうものですので、そこまで無碍にもしなくて良いと思いますよ♪
さあ、私も今年のセンター試験に向けて思い出し学習でも始めようかな(笑)