ああ、なんてことをしてくれたんだiPhone7
iPhone7良いですよね~。でもイヤホンジャックなくしちゃったら今まで使ってたイヤホンが…。
と、僕も思っていました。でも、よくよく考えてみたら、なんでまだワイヤードを使ってるんだと。
正直、相当音質に拘りがある場合を除いて、ワイヤレスとワイヤードの音の区別はできないでしょう。それくらいBluetoothも進化しています。
ワイヤードの他のメリットとしては電源が不要だということ。挿せば使える、当たり前。でもケーブルがからまったり断線したり、鬱陶しく思っている方も多いのでは。
ワイヤレスだと確かに充電は必要です。でもこれだけ携帯を充電する習慣がついた今、イヤホンを充電するのなんて手間ではありません。
ワイヤレスに変えれば、鬱陶しいケーブルとも断線ともおさらば。さっと出してさっと装着。ん~スマート。
おそらく今後も音質、電源問題は改善され続けるので、このタイミングで一度ワイヤレスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
スポーツ・運動・ランニング編
ということで、今回は運動・ランニング編です。
「そもそもワイヤレスって運動用じゃないの?」と思っている方。違います。運動しない方にもワイヤレスは使われている、というか流行っているのです。
そんな中で、耐衝撃、防水、防滴等、外で運動し、汗塗れになることを前提に作られたものがいわゆる運動用のワイヤレスイヤホンとなります。
ちなみに、防水、防滴仕様となると自ずと音質は落ちるので、同音質のワイヤードイヤホンと比べると、さすがにちょっとお高いです。
が、そうは言ってもピンきり。
僕も色々探しました。
元々BOSE党だった僕は、
これとか
これが欲しかった。防滴だし、心拍数計測機能までついてる。
でもこれが高いんだ。最初(ではないけど)にこれはきつい。
じゃあこれ。だったらBOSE買うわ。
逆にこれ。さらに無理。
という感じで迷走も迷走。ランニングだけにメイズランナー。
分かってる。分かってるんだけど、音質も捨てがたいのよ。ということで、思い切ってじゃんじゃん値段を下げていきました。
ここまで、友人、知人に借りまくって全部ではありませんが聴き比べてもみました。が、ぶっちゃけそれぞれ良い、としか言えない。
BOSEサウンドに慣れた僕にはやっぱりBOSEがしっくりくるし、お高いやつは確かに良い音だけど、運動中気になってしょうがない。とも思った。
ということで、最終的に僕が落ち着いたのはこちら。
お値段なんと2,700円!下げすぎ?でも本当か分からないけど元値(定価?参考価格?)は9,000円。
まあ、あってないような値段だけど、運動してて壊しても後悔しない僕の価値観によるものです。やっぱり1万超えると怖いな~。どうも庶民です。
「QY8」って…
そもそもこの「QY8」という製品、製造元は「QCY」というメーカーです。
OEMのようなシステムで、QCYは当然のこと、今回ご紹介するCOULAXだけでなく、SoundPEATS、Anglink、Imarku、Ubegood、iClever…といった様々なメーカーから販売されています。
違いは見た目と付属品、と、大事な大事な「技適」。
見た目と付属品はそれぞれ見てもらえれば分かると思いますが、とりあえずCOULAXが一番イヤーピース(耳の中に入れる部分)とイヤークッション(イヤホンを耳に固定するパーツ)の種類が多いです。
ケースは100均レベルですが、僕は使っていないメガネケースに入れているので問題なし。メガネケースって丈夫だから精密機器を入れるのに実は適しているのだ。
「技適」に関しては省きますが、とりあえず「技適」マークがついていない商品はなんやかんや違法です。無線を使う以上「技適」がないとダメなんです。
よくわからないよ~という人は自力で色々調べるか、黙ってQCYかCOULAXのQY8を買えばよろしよ。
結論。「COULAX QY8」で必要十分大満足。
ということで、早速開封していきます。外箱は白でおしゃれ。なぜかイヤーピース、イヤークッションは別添。
いいね~。おしゃれっぽい。
同梱されていたのは、充電用のケーブルと英語の説明書とペラッペラのケース。説明書は雰囲気でなんとかなります。
こちらがイヤークッション(上)とイヤーピース(下)。元々イヤホンについていたのも外して並べたので、種類的にはイヤークッション5種類、イヤーピース3種類ですね。
実はこれが超嬉しい。耳の形って人によって違うので、これだけあれば必ず自分にフィットするものがあるはず。僕も色々試して組み合わせを決めました。
そして、実際に着けて走ったのですが、耳と一体化しているようで、イヤホンの煩わしさはほとんど感じませんでした。
ちなみに、上のブーメランみたいなイヤークッションは成形時のバリのようなものがあるので、カッターとか爪切りとかでとると、耳が擦れたり痛まないと思います。
ということでこれが全貌。ぱっと見大きそうですが、とても軽いので着けてしまえば気になりません。ケーブルはシリコンっぽくて平で柔軟性は十分。
右耳側のロゴが入っている部分がボタンになっていて、長押しでOn/Offできます。
Onにしたときは青色に、Offにしたときは赤色にロゴ部分が光るので、外したままでOn/Offが確認できるのは良いですね。
また、装着したままON/OFFすると、「Power ON」「Power Off」、機器に接続されたときは「Connected」と、外国人のお姉さんが囁いてくれます。なにげにドキッとする。
あと、Bluetooth接続するとiPhoneの通知センター等にバッテリーの残量が出るのが便利。使用後は毎回充電するので関係ないのですが、充電を忘れたときにあとどれくらい使えるかな~と確認できるとそわそわせずに済む。
イヤホン側面を見ると、右耳側にボタンがあります。上の点2つが音量アップ、長押しで次の曲、下の点1つが音量ダウン、長押しで前の曲という感じです。
運動中につけるので、そんなに操作することはありませんが、音量が変えられるのは嬉しい。
ボタンの下の穴はマイクで、ヘッドセットとして通話もできます。試しに通話してみると、音質は十分クリアで、こちらの声もそんなに大声でなくてもよく聞こえます。
ただ、独り言を言っている変な人だと思われかねないのはヘッドセットの性(さが)。
左耳側には見慣れたUSBマークのmicroUSB充電口があります。このカバー、めちゃくちゃ開けづらいのでご注意を。まあ、簡単に外れてぷらぷらされるよりはマシだと思いましょう。
後は、イヤホン装着時、首の後のケーブルをまとめるためのパーツがあるのですが、これが結構すべっちゃう。
走っているうちにちょっとずつずれるので鬱陶しい、と思って外してしまったのですが、ケーブルが軽くて全然はねたりしないので、僕の場合はなくても良いという結論に至りました。
肝心の音質ですが、これがびっくり大満足。カナル型というのもあるのですが、全体的にクリアでタイト。低音の量感はありませんがバランスはおかしくないので、運動中に聞き流すにはちょうど良い塩梅。
ドラムのトムやハイハットのような細かいリズムもはっきり聴こえるので、ロックやポップスを聴く分には良いのですが、高音の抜けが良い分、ジャズやクラシックには物足りないかも。僕のようにランニング中にジャズやクラシックを聴く方は少数派でしょうが。
とにかく音質はお値段以上、期待以上。コスパよし。
迷っているなら買ってみては?
正直言ってここまで良いとは思っていませんでした。運動用ということを差し引いても、イヤホンとして十二分に使えます。
細かい部分を言い出せばキリがないので、上にも書きましたが、壊れても後悔しないこれらくらいから始めるのが良いのでは?
どうせ僕も欲が出てどんどん良いやつに手を出すはずなので、それもまたレビューします。